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2022.10.05

タンパク質のとりすぎは体に悪い?

健康やダイエットブームによって【タンパク質を摂ろう】は浸透してきていると思うのですが、『タンパク質って腎臓に悪い』というイメージを持つ方もいるでしょう!

今回はその解説を論文をもとに行っていきます✨

そもそも腎臓とは

腎臓は尿をつくる器官で、腰の少し上の背中側に背骨をはさんで左右に1つずつ(2つ)あります。

人は毎日さまざまなものを食べたり、飲んだりして生活しますが、摂取した食物は栄養分を吸収したあとで尿や便として、尿には水に溶けやすいものが、便には水に溶けにくいものが排泄されます。多少の暴飲暴食をしても翌日の体重があまり変わらないのは、尿として体外に不要なものを排泄しているためです。

その他にも

2. 体内環境を一定のバランスに保つ

尿細管はナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、重炭酸イオンなどのうち体に必要なものを取り込み、また、不要なものを尿中へ分泌して排泄しています。これにより、体内のイオンバランスを一定に保ち、血液を弱アルカリ性に保っています。通常、腎臓では絶えず血液がろ過されて一日に約150リットルもの原尿が作られていますが、尿細管で水分が再吸収されて1.5リットルほどの尿になります。

3. 血圧を調整する

腎臓でのろ過機能が円滑に働くには、血液の流れが一定に保たれている必要があります。腎臓では血液の流れが悪くなるとそれを感知し、レニンという酵素が分泌されます。レニンが血液中のたんぱく質と反応して生成されるアンジオテンシンIIが、血管を収縮させて血圧を上昇させます。腎臓はレニンの分泌量を増減させて血圧を調整します。

4. 血液(赤血球)をつくる働きを助ける

腎臓はエリスロポエチンというホルモンを分泌しています。エリスロポエチンは骨髄の造血幹細胞に働いて、赤血球の数を調整します。腎臓の機能が低下してエリスロポエチンの分泌が少なくなると赤血球も減少するため、貧血症状があらわれます。

5. ビタミンDの活性化

ビタミンDは肝臓で蓄積され腎臓に移ると活性型となり、さまざまな働きをします。活性型ビタミンDは小腸からのカルシウムの吸収を促進して、カルシウムの利用を高める作用があります。したがって、腎臓の機能が低下するとカルシウムの吸収が悪くなり、骨軟化症や骨粗鬆症などの原因になります。また、低カルシウム血症になると、筋肉痛、しびれ感、全身痙攣発作などが起こります。

などの効果があります!

本題に戻ってタンパク質との関係はどうなのでしょうか?

タンパク質の摂取量と腎機能の低下速度との間に有意な関連はないとする研究結果が発表された。さらに、慢性腎臓病の高齢者では、タンパク質摂取量が多いことが腎保護的に働く

大阪大学大学院医学系研究科総合ヘルスプロモーション科学講座/森ノ宮医療大学の関口敏彰氏らの研究によるもので、「Geriatrics & Gerontology International」に今年の2月10日、掲載された論文によると

タンパク質の過剰摂取は腎臓に負担をかけるため、CKD(慢性腎臓病)患者にはタンパク質摂取量を控える指導が長く行われてきた。しかし近年、高齢者人口の増大とともに筋肉量が低下した高齢患者が増加し、そのような場合には筋肉量の維持のためにタンパク質をしっかり摂取することが重要であると認識されるようになっている。

研究の結果、ベースラインで腎機能が保たれていた群(eGFR60mL/分/1.73m2以上)では、タンパク質摂取量と腎機能変化量との間に有意な関連が認められなかった。一方、ベースラインで腎機能が低下していた群(eGFR60mL/分/1.73m2未満)では、タンパク質摂取量と腎機能変化量に正の相関が認められ(β=0.98、P=0.02)、タンパク質を多く取ることによる腎保護作用が示唆された。続いて、タンパク質を植物性と動物性に分けて検討すると、動物性タンパク質の摂取量に関しては、上記の総タンパク質摂取量の解析結果と同様の結果が得られた。

タンパク質摂取量はeGFR(腎機能)の低下とは関連がなく、さらにCKDステージ3~4の場合には、総タンパク質および動物性タンパク質の摂取量が多いことが、eGFRを維持するように働く可能性がある。CKD患者を含む日本人高齢者には、タンパク質摂取制限をすべきではないと考えられる。

少し難しい話になったやいましたね!

タンパク質自体が腎臓の機能を悪くするのではなく、むしろ保護する働きがあるかもしれないという結果になったみたいです🤗

とはいえ体重(kgに対して)の2倍以上のタンパク質(g)は超えることでカロリーオーバーの原因になってしまいます💦

PFCのバランスに気をつけてボディメイクを楽しみましょう✨

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