皆さんは「ファンクショナルトレーニング」という言葉を聞いたことがありますか?
これは「身体の機能を高めるトレーニング」のことです。
どのようなトレーニングかと言うと、正直なところ世界的に見て統一された定義はありません。
トレーニングというと「加圧トレーニング」や「初動負荷トレーニング」など様々ありますが、「スポーツ動作だけに特化したものではなく、共通して存在する人間の身体の効率的な動作に着目し、動ける身体をつくること」だと言えます。
それが日常生活においても、様々な競技においても“使える身体”をつくることに繋がります。
立つ、座る、歩く、走るといった日常的動作も身体の機能を高めてあげれば、動作をよりスムーズに、かつ安全に行うことができるようになります。
つまり「ケガをしなくなる」ということです。ファンクショナルトレーニングは体を「鍛える」というより、むしろ、「コンディショニング」というイメージの方がしっくりくるかもしれません。
“使える身体”をつくるトレーニング
人間の身体の構造は皆共通していて、骨の数や筋肉の数はほぼ誰でも同じです。
筋肉が骨に付いている部位などもほぼ同じです。骨の形も共通しているので、それぞれの関節の役割や動き方も共通しています。
この206個の骨と、約600個の筋肉で精巧につくられた人間の身体という構造物を、人はそれぞれの目的に応じて動かしているわけですが、その目的の動きをとるために、どこか1ヶ所でも骨や関節の角度を変えれば、身体全体が重力に対してバランスをとり、複数の骨と筋肉を動かして姿勢を維持し、動きを作っていきます。こうした仕組みを解明したのが「機能解剖学」であり、「関節生理学」です。
ファンクショナルトレーニングは、これまでに解明されている身体の構造をもとに、目的の動作を最小のパワーで無駄なくできるように、身体の動かし方を身につけるものです。
その動き方を習得することで、目的に合わせたパフォーマンスを最大化することもできます。スポーツで言えば速く走ることかもしれませんし、ボールを蹴ったり打ったりすることかもしれません。
日常生活であれば仕事や趣味を楽しむことかもしれません。それぞれの方の目的に合わせて“使える身体”をつくる。それがファンクショナルトレーニングです。
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