みなさんは動きを加えながら体をのばす「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」というものをご存知ですか?
ストレッチと言うと、ゆっくりと筋肉を伸ばして静止する静的ストレッチが一般的なので、動的ストレッチを詳しく知らないという方も多いでしょう。
そこで今回は動的ストレッチと静的ストレッチの違いについて解説します😘
静的ストレッチは、一般的に行われているゆっくりと筋肉を伸ばせるところまで伸ばして静止するストレッチ。
対して動的ストレッチは、カラダをダイナミックに動かしながら、大きな稼働範囲で関節を動かすストレッチです。
小学校の体育や水泳の授業で「1,2,3,4」と反動をつけて、屈伸や脇腹を伸ばす準備体操などが動的ストレッチに分類されます。
大きな特徴として動的ストレッチは体を温めて筋肉の力を引き出してくれるため、スポーツ前の「ウォーミングアップ」に適しています!
ジョギングやランニング、筋トレ、スポーツを行う前には動的ストレッチを行うようにしましょう!
より多くの方に取り入れて頂く為に動的ストレッチを行うメリットについて解説します!
・動的ストレッチを行うメリットは大きく3つ
1.ケガを予防できる
動的ストレッチを行うことで、ケガを予防することが期待できます。
ダイナミックに動きながら筋肉を伸ばすことで、筋肉に余計な力が入らないようになります。
スポーツの動作でカラダに余分な力が入っていると、怪我の原因にも。
動的ストレッチをすることで、この余分な力を抜くことができるため、スポーツ前には必ず動的ストレッチをすることをおすすめします!
2.筋肉の力を十分に発揮できる
運動前に動的ストレッチを行うことで、筋肉の力を十分に発揮することができます。
ストレッチと言えば静的ストレッチが主流ですが、実は近年の研究で静的ストレッチがスポーツ中に発揮できる筋力量を低下させてしまうことが報告されているんです。。。
一方、動的ストレッチは動きを加えることで、伸張反射を上手に使いながら筋肉を温め、関節可動域を広げて動きをよくします。
スポーツ前はもちろん、筋トレやランニング前にも行うことで、運動効果が上がりますよ!
3.柔軟性が高まる
『当たり前だ!』とかツッコまれそうですが、動的ストレッチを行うことで柔軟性を高めることが期待できます。
関節を大きく動かして、筋肉を伸ばしていくのが動的ストレッチ。
リラックスした状態で各種目につき、5~10回程度をリズミカルな動作で繰り返すと、柔軟性のアップが期待できます!
スポーツの前に行うときは、軽いジョギングやウォーキングなどでカラダを温め、少しずつ競技動作に似た動作のストレッチへと繋げていくと良いですよ。
動的ストレッチの注意点⚠️
具体的なストレッチメニューを紹介する前に、動的ストレッチの注意点について解説します。
動的ストレッチは体を動かすストレッチなので、反動を大きくするとケガのリスクがあるので注意
いきなり大きく動いたり、力いっぱい伸ばしたりせず、カラダの状態を見ながら行いましょう。
動きの小さいストレッチからはじめ、徐々に動きの大きいストレッチを行っていくのがおすすめですよ。
まとめ!
動的ストレッチはスポーツ前に行うことでケガを予防したり、運動効果を高めたりすることができます。
静的ストレッチの方がリラックス効果が高く誰でも行える。
寒いこの時期だからこそ、普段のトレーニングの準備運動として取り入れてみてくださいね!