ダイエットと言えば、「ベジファースト」という言葉が有名ですが、食べる順番を意識したダイエットは最近では「カーボラスト」という言葉が注目されています!
糖尿病に対しても効果があるということで、今回は食べ順ダイエットの一つとして、食生活にとり入れたいカーボラストの効果と行う際のポイントをご紹介します😁
カーボラストとは
文字通りカーボラストはカーボ(carb)「炭水化物(糖質)」をラスト(last)「最後」に食べるという意味です!
空腹時にごはん・パン・麺類・お菓子など、糖質(炭水化物)を多く含むものを食べると、血糖値が急上昇し、それを抑えようとインスリンが大量に分泌されます。カーボラストは、糖質を最後に食べることで、食後の血糖値をゆるやかにさせるダイエット法です。
アメリカの研究では、パンとジュースを最後にまわして肉と野菜を先に食べ始めたグループははパンとジュースを先にして肉と野菜を後に摂ったグループと比較して、食後の血糖値の上昇が抑えられたらしいです!
カーボラストで得られる3つの効果
1. 脂肪の蓄積を抑える
カラダの中で使いきれなかった糖は、インスリンの働きで脂肪組織に運ばれ、体脂肪として蓄えられます。そのため、食後の血糖値を上げ過ぎないことは、脂肪の蓄積を抑えるために大切です。カーボラストは、食後の血糖値の上昇をゆるやかにするので、カラダに脂肪を蓄えにくくしてくれます。
2. 食べ過ぎを防ぐ
食後の血糖値が急上昇すると、上がった血糖値を下げようとインスリンが働きます。血糖値が急激に下がると、強い空腹を感じてしまい、次の食事を多く摂りやすくなり、結果的に太ってしまう可能性があります。そのため、カーボラストで血糖値の上昇を抑えることは、食べ過ぎを防ぐことにつながります。
3. 集中力をキープ
血糖値の乱高下は集中力を低下させたり、眠気やイライラを引き起こす原因となります。カーボラストのように、食べる順番を変えることで血糖値を安定させることは、集中力を維持し、仕事や勉強のパフォーマンスアップが期待できます。
カーボラストの効果をあげる2STEP
Step1 最初に「主菜・副菜」を食べる
主菜では、タンパク質を多く含む肉・魚・大豆製品を摂りましょう。タンパク質は、インスリンの分泌を促すホルモン・インクレチン分泌を増やすことがわかっていて、これにより食欲を抑えることに加えて、胃の動きをゆるやかにしてくれるので、腹持ちが良くなります。
副菜では、食物繊維が豊富な野菜や海藻・きのこ類を摂りましょう。食物繊維が、血糖値の上昇とインスリンの過剰な分泌を抑えてくれるので、カーボラスト効果をサポートしてくれます。
Step2 「最後」に「主食」を食べる
本題となるご飯・パン・麺類などの主食になる糖質は最後に食べます。
間食などを摂るときは、糖質のたくさん含まれたお菓子や菓子パンだけを選ぶのでなく、無糖ヨーグルトやナッツ類など、血糖値の上昇がゆるやかに働く低GI食品をはじめに食べるなど工夫するとよいです。
食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることで、ダイエット効果や集中力維持に役立つカーボラスト。「炭水化物を最後に食べる」ことを意識した食事スタイルを、あなたの食べ順ダイエットの一つにとり入れてみてはいかがでしょうか??