【糖質4kcal、タンパク質4kcal、脂質9kcal】
上の表記は1gあたりの摂取カロリーなのですが、意外と糖質てカロリー低いですよね??
それではなぜ糖質制限ダイエットで痩せないか?
解説していきます😁
糖質制限ダイエットとは?
そもそもなのですが、糖質制限ダイエットはもともと一般の人向けではなく、糖尿病の方のためのダイエット法で、具体的には糖質を1日20g以下に抑えるという方法です。20gと聞いてもあまり耳馴染みがないかもしれません。解説を入れると100グラムあたりに
●ご飯茶碗1杯の白米:約38g
●食パン1枚:約48g
●パスタ:約31g
身近な食べ物だとこのくらいになります。1人前で比べるとパスタなどはもう少し糖質が増えそうですが、そもそもなぜ主食(糖質)を摂らないと痩せる! と言われたかというと、インスリンというホルモンが関係しています!
インスリンは糖分を身体の中に溜め込む働きがあります。
この溜め込んだ糖分が筋肉や肝臓で蓄積できる量を超えると脂肪に変換されて蓄えられていきます。
このように糖質を摂らないことでインスリンというホルモンがほとんど分泌されずに済むから太らない、むしろ痩せると言われています。
糖質制限ダイエット3つのデメリット
(1)全体的な死亡率の増加
(2)甲状腺機能の低下
(3)耐糖能の低下
糖質制限ダイエットを行うと以上の様なデメリットがあります。(1)に関してははっきりとしたことは言えませんが、海外での追跡調査を行った報告によると健康面にも影響する可能性がありそうです。ダイエットのために命を削るのは本末転倒ですよね?
甲状腺機能の低下はダイエットに悪影響
また、特にダイエットには、甲状腺機能の低下と耐糖能の低下が関係しています。甲状腺はホルモンを分泌する役割を持っていて、この甲状腺ホルモンは、身体のエネルギーを作るために必須のホルモンです。エネルギーは糖質や脂質(体脂肪)を原料としているため、脂肪の燃焼にも関わります。しかし、糖質制限をすることで、甲状腺の働きが低下し、それによってホルモンの分泌も悪くなると考えられます。その結果、エネルギーを上手く作ることができずに痩せられない可能性があるのです。他にもエネルギーが作られないことで、冷え性や疲れやすさなどのいわゆる不定愁訴に繋がるということも考えられます。
耐糖能の低下で痩せにくい体に
おそらくこれが一番多い原因だと思います。「耐糖能の低下」。まず「耐糖能」とは、糖質を処理する能力のことです。糖質制限をすると、身体の中に糖質が入ってこないため糖質を処理する能力が落ちます。本来身体の中に糖質が入るとインスリンというホルモンが分泌されて、血糖値が高くなりすぎないように調整してくれています。
しかし、それができなくなってしまうため、糖質制限中もしくは直後に糖質を摂ると糖質が処理できなくなり、血糖値が急激に上下動することになってしまうのです。血糖値は食欲に関わる大切な要素であるため、耐糖能が低下すると食欲が乱れやすくなると考えられます。食欲が乱れて食べすぎてしまえば痩せなくなってしまうのも当然です。
このように糖質制限をすることでエネルギーが上手く作れず脂肪の燃焼もできない、血糖値が乱れて食欲が乱れて食べすぎる、という状態を引き起こします。なので、一般の人がダイエットをするのであれば糖質制限はあまりおすすめしません。
そもそも人には糖質の代謝が上手なカラダの人と脂質の代謝が上手なカラダの人がいるので、安易に無茶をしないことが大切です。
おすすめダイエット法
ALESがおすすめするダイエット法はお米などをしっかり食べて、おかずを少なめにするダイエットです。調味料などでも糖質は調整が可能ですが、お米などの糖質は身体のエネルギーの中心になっているもので、低カロリーで満足感も高いという特徴があります。糖質を取ることでストレスによる過食も控えられますし、玄米で食べれば食物繊維にビタミン、ミネラルも豊富なので栄養バランスもよくなります。そういった観点から私はお米ダイエットを推奨しています。